歌:島津亜矢
作詞:高月 ことば
作曲:村沢良介
男度胸の 人生を
土俵ひとすじ 生きてゆく
おれは角力(すもう)の 鬼になる
想い出すまい 故郷のことは
晴れて錦を 飾るまで
(台詞)
「姐さん…わしはあんたのような
親切な人に出逢ったのは生まれて初めてだ
姐さんのご恩を忘れぬために
わしが出世して幕内に入ろうが三役になろうが
横綱を張るまでは どんな事があっても
駒形茂兵エで押し通します」
利根の川風 身に沁みて
つくり笑いの 日を送る
繻子(しゅす)のだるまは 七転び
八起き浮世も 捨てばちなれど
花の情けは まだ枯れぬ
(台詞)
「お鳶さん…達者で何よりでござんした
十年前は一方ならねえ お世話になって…
あの時約束したように
大手を振って姐さんの前に出られた義理じゃ
ござんせんが一目だけでも
無事な姿を見た上で お礼の言葉を云いてえと
恥をしのんで尋ねてまいりやした…
姐さん…想い出しておくんなすったか
十年前の取手の宿のあびこやで
くし かんざしに きんちゃくぐるみ
恵んで貰った姐さんに 見ていただく
これが駒形茂兵エの しがねえ姿の
しがねえ姿の…土俵入りでござんす」
化粧まわしは 夢の夢
今は素袷 三度笠
西に東に 渡り鳥
誰に見せよか 駒形茂兵エ
一本刀の 土俵入り
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