歌:山本正之
作詞:山本正之
作曲:山本正之
奏でるハモニカは 銀ヤンマ
ラバウル戦地で 響かせた
タベトワン サバヤンプーニャ 村長の娘
抱きしめる 星の夜 空に翻めく軍旗
南洋戦闘隊 指折りの
特攻その名は 夜桜どくろ
タベトワン インダッパハギア 離陸の前夜
杯の 星の夜 きらり光る軍刀
プロペラ隼 鬼ヤンマ
ポナペの海域で 落とされて
タベトワン スナンスディッ 痛む片腕
泳いでた 星の夜 そこに敵の軍艦
白勇米兵が 毛むくじゃらの
腕を差し伸べて 救けられ
アーユーオーケー?オー、ユーロストハンド 優しくされても
信じない 星の夜 こっそり歌う軍歌
捕虜収容所の感謝祭 月明かり
グラマン盗んで 大脱走
タベトワン インダッパハギア 大和の基地が
眼下にある 星の夜 風に翻めく軍旗
終戦粛々 引き上げて
長門の港で すいとんづくり
ハローミスター アイハブアリゾット プリーズテイクジス
焼け跡の 星の夜 もう使えない軍票
そして時はすぎ 鬼ヤンマ
隼海から 吊上げられて
タベトワン スナンスディッ 展覧会に
ご招待 星の夜 大声で歌う軍歌
皇国の若人が 戦場を
知らずに九段の 花に酔う
ワットイズジス ジャパニーズチェリー 米国人も
楽しんで 星の夜 陰で見つめる軍人
太平洋戦争が あったこと
友が兄弟が 死んだこと
ハウアーユウ ナイスツーミーツユー 平和の中で
忘れない 星の夜 握り締める軍刀
奏でるハモニカは 銀ヤンマ
渋谷のガード下 響かせて
タベトワン サパヤンプーニャ 村長の娘
ほほえんで 星の夜 胸に翻めく軍旗
タベトワン スナンスディッ あの島影が
ほほえんで 星の夜 胸に翻めく軍旗
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