作詞:宝野アリカ
作曲:片倉三起也
もしも愛しい者が
傷つけられ
砕けた星のように
瞳を伏せたとしたら
僕はすべてを捨て
ただこの手に
涙で研いだ刀
握り続けるだろう
どこかの国が
今日も争い
悪夢より鮮やかな
哀しみの影を
垣間見せる
愛することと憎しみと
どちらが強いのだろう
人はいつかそのふたつを
心のなか抱える
でも僕たちはまだ
この狭い世界に生きるしかできない
もし見知らぬ者が
助けを乞い
何も持たぬ指を
差し伸べていたなら
僕は膝をつく
ただその手を
取ることしかできず
途方にくれても
どこの国でも
違う言葉で
繰り返し唱えるのは
同じ祈りと
わかっている
真(まこと)は光と影との
どちらに潜むのだろう
人は誰も表と裏
合わせながら過ごして
なぜ僕たちはまだ
あの青い空しか見ることができない
愛することと憎しみと
どちらが深いのだろう
人はいつかそのふたつを
心のなか抱える
なぜ僕たちはまだ
この狭い世界変えることができない
憎むことと許すことは
どちらが勝るのだろう
この弱い心はその重みに
耐えられるのか
だけど僕はひとりでも
広い世界に踏み出して
行きたい
行くだろう
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